住宅
住居については、賃貸か購入かで手続きはまったく異なります。賃貸の場合の手順は次のとおり。
まず、探し方ですが、不動産屋(Real
Estate)に頼むか新聞広告(Classified欄)で探すかが普通の方法ですが、自分の興味のある地域に行ってFor
Rentの看板の掛かっているところを探すのも手です。
気に入った案件が見つかると、下見をしますが、不動産屋経由のほとんどの場合は、不動産屋に行ってカギを借りて勝手に見に行き、気に入れば契約となります。
借家人に信用があれば契約は非常に簡単です。場合によっては、Referenceと言って、支払い能力と素性を示すものや保証人を要求されることもあります。また、家賃一ヶ月の敷金(Deposit;出るときに修繕費を引いて返してくれる)を要求されます。ペットを飼う場合にはこれが高くなることがあります。賃貸の契約時には、ペットについてはハッキリさせておく必要があります。
入居に際しては、電気・水道・ガス・電話・テレビ・ゴミ回収等の契約先リストをもらって自分でそれぞれと契約します。この際ほとんどのところは預託金を要求します。これを払わないと工事をしてくれません。預託金は一年後に利子が付いて返ってきます。郵便局には届けが必要。本来、ソーシャルセキュリティー・アドミニストレーションオフィス(社会保障局)にも住所変更の届けをするべきですが、アメリカ人のほとんどが放置しています。
借家の修理は大家がやってくれますが(契約書の範囲)、個人家主はなかなか腰が重いので根気が必要。
家の管理では芝生刈りが大変です。隣近所に負けないようにやらないと変な目でみられます。アパートでは、大家さんがやってくれるところがほとんどですが、逆に、芝生の上にプランターなどを置いておくと文句が出ます。
住宅の購入に際しては、まず、銀行等で資金計画の打ち合わせをして、予算を決めてから案件探しを始めます。今(2003年7月は、45年ぶりの低金利なので、ローンを組むのにはいい時期です。案件が見つかれば、不動産屋でいろいろ手続きを教えてくれます。不動産屋の手数料は売り手・買い手からそれぞれ6%程度です。家の評価や審査は鑑定士に依頼するのが普通です。