会社買収
勤めている会社が今年2月に買収された。
12月末の土曜日に社長他が会社に客を連れてきた。
1月初めに管理職には、会社が買収されるかも知れないとの情報が入った。そのあと直ぐに部品・製品在庫の実数調査が行われた、この時点で、全員が買収されるかも知れないことを知った。正式買収契約の1週間前に買収先がやってきて会社を買収する積りだと告示した。買収決定日には、買収先の人事担当者がやってきて、従業員全員と給与面は現状維持ということで雇用契約を結んだ。その後、約1週間して、健康保険、休暇、401K等の説明があった。結果的には、給与は同じでも、福祉・厚生関係の負担増で、見入りが減った。これにより、いくらかの離職者がでたが、世の中不況ということで、ほとんどが泣き寝入り。
以降、工場の集・統合が行われ出した。勤務している所は技術・設備面で買収先よりも進んでいたので、残ることになったが、全4工場の内2工場が統合で消滅。これが、正式買収後1ヶ月で実施された。
勤務先は残ったものの、他所からのメニューが増えたために、ラインの廃統合・合理化が行われて混乱。約半年かかって、ライン整備・合理化工事が終わったところで、組織変更が行われて、今までの社長が止めてしまった。また、第二段の合理化と人員整理が実施された。この人員整理(レイオフ)の手法については、“これがアメリカ”の“Your
position is eliminated”を参照方。
個人所有企業で総従業員約450人のところが、約30,000人の企業に買収された結果、従来の家族的な雰囲気はどんどん無くなって行き、官僚的・組織的な運営になってしまった。日本で勤めて会社は、従業員20,000人(退職時)の大企業だから、新会社の運営方式には違和感はないが、他の人々には、カルチャーショックが隠せない。特に何かにつけて本社の口出しがあって大変やり難い。
やはり買収される側になるべきではないということか。